*** 今回はキャンプ記事ではございません ***
*** わが家の日記ですが、もしよろしければお付き合いくださいませ ***
ゴールデンウィークの初日。
わが家は海外からのお客様をお迎えしました。
わたしのフェレ友さんで、いたちをこよなく愛しphotogragherを目指す22歳の若者です。
1か月以上の日本滞在(北は北海道、南は九州の日本周遊旅行)の合い間に1泊2日だけ、わが家へ遊びに来てもらいました。
彼の希望で初日は大宮の盆栽村へ、2日目は田園風景を撮りたいというので、わたしの生まれた町へ連れていきました。
自分の生まれ故郷はなにもない退屈な町だと、そう思っていたのに、久しぶりに自分の足で歩いてみたら、なんだか違った風景が見えた気がしました。
幼い子供の頃以来でしょうか。
こんな風にのんびりとお散歩したのは。
車で通りすぎるだけでは見ることない風景で、どうかすると知らない場所へ来たような気分にもなりました。
文字どおり春のうららかな陽気のなか、3人でのんびりと農道を行くと、いままさに植えられたばかりの稲の苗がちんまりと水田に並んでいました。
畦道にはシロツメクサやなずな、たんぽぽ、アザミが咲いていて、娘はシロツメクを摘むのに夢中になりました。
「ママ、お花の冠をつくって!」
そう頼まれたので子供の頃を思い出し作りはじめましたが、どうも上手くいかない。
見かねた娘が指輪でもいいよと言ってくれたので、わたしと娘でお揃いに作りました。
着いて早々「ここはわたしの生まれた町なの」と彼に説明したら、「ちょっとノスタルジックな気分?」と。
そりゃあもう、盛大にノスタルジック(笑)
単にこの場所が、この風景がというだけじゃなくて、野花を摘む娘の姿に自分の幼少の頃を思い出して、懐かしさとなんとも言えない幸せな感覚でいっぱいになりました。
心の充足感て、こういうのを言うんでしょーか。
大好きなキャンプでも味わっていなかった感覚。
いつも見ていたはずの風景だから、よけいそう思うんでしょうね。
とっくに知っていたはずのものでも違う視点から眺めてみれば、当たり前だけど、違う風に見えるもんです。
娘をとおして見ているから、娘と一緒の風景だから、なお幸せなんでしょう。
(書いててまたノスタルジック...)
そういうわけで、思いもかけず素敵なお散歩になったので、どうしても書き留めておきたくて記事にいたしました。
さてさて、いよいよ明日...あ、今日から北軽井沢です。
今までにない最長の滞在。
今回のお散歩のような思い出を娘に作ってあげられたらいいなと思います。